家事代行のサービス品質
最近は百円ショップでも同じ機能の製品を見かける印が、やはりモックの「べっぴんさん」、レックの「激落ちくん」三百八十円)あたりが有名ブランドどころ。
材質はいずれもメラミンフォームというドイツで開発された新素材。
東急ハンズの方の話では、タバコのフィルターなどに使われる断熱材だそうで、それを掃除グッズにしたのは日本人なのだとか。
私は最初、使い方が悪かったのか、このスポンジの力を正しく評価できなくて、しばらく引き出しの奥にしまい込んでいた。
それがどういうきっかけで、再び表舞台に引っ張り出されることになったのか覚えていないが、今ではこれなしの掃除は考えにくい。
適当なサイズに切って、水を含ませて使うようになっているのだが、使っているうちにポロポロと消しゴムのカスのようなものが出てきて減っていく。
わが家で最初に大感激したのは、コルクの床を拭いたとき。
拭くそばからおもしろいようにきれいになっていくのがわかる。
それはまるで使用前、使用後の比較写真みたいだった。
ひょっとしたら、コルクのコーティングにキズがつくかもしれないと思い、あまり力は入れていない。
カスが出る前に、スポンジのほうが真っ黒になって使えなくなっていく。
ひぇーーこんなに汚れていたのかぁ。
白い面を次々と真っ黒にしながら拭いていったら、約十畳分の掃除に一本では足りないくらいだった。
あまりに汚くて恥ずかしさのあまり、ハウスクリーニングの方に打ち明けたところ、「どこのお宅もそんなものですよ」となぐさめてくれた。
フローリングでもコルクでも、床の拭き掃除をすると、たいがい雑巾は真っ黒になる。
それは、掃除好きの主婦でも、掃除機をかけただけで、床掃除はおしまいと思っているからだ。
プロに言わせれば、床の掃除というのは、掃除機をかけた後、拭き掃除までやってはじめて完了なのだそうだ。
かくしてハイテクスポンジの虜になった私は、いろいろなところで試してみた。
床より感激したのは、カーテンレールである。
何年ぶりか覚えていないくらい、久しぶりに拭き掃除をすることになった。
ときどき掃除機のホースに丸ブラシのアタッチメントを取りつけて吸い込ませてはいたのだが、なにしろ日ごろ目につかないところなので、いい加減である。
本来なら、そんな面倒なところこそ、プロに任せればよかったのだが、大掃除時期で年末のスケジュール調整がつかないでいるうちに、見てしまったのである。
脚立に上ってビックリ。
掃除機では吸い込めないような重く湿ったホコリの堆積で、腕が鳴る状態。
嬉々としてハイテクスポンジでこすりはじめる。
ここもまたおもしろいようにホコリが取れて、下からステンレスの輝きが顔を出す。
たとえばこれを従来通り、洗剤とナイロンたわし、雑巾で掃除するとしたら、考えただけでも大変そう。
クリームクレンザーをナイロンたわしにつけてこすれば、どちらも研磨力があるので、それほど力は要らないはずだが、まずクレンザーがカーテンに付かないように気を使わなければならない。
そしてこすり終わったら、クレンザーの洗剤分を残さないように、しっかり拭き取らなければならない。
ハイテクスポンジなら、力も要らないし、洗剤も要らない。
軽くこするだけで、ホコリの堆積が剥がれるのと一緒にカスが出る。
そのカスは下に落として、後で掃除機をかける。
一応、左手には「あっちこっちふきん」を持って、こすり終わるそばから拭いていくが、洗剤を使っていないので軽くなでる程度で充分だ。
こんなにラクして達成感を味わえるのは、やはりハイテクグッズならでは。
これは掃除革命といっても過言ではない。
業務用の掃除機は、やはり図体がデカィ。
家庭用の掃除機を持っていくと、「なんだ、ウチの掃除機と同じじゃないの」と思われてプロの面目がなくなる、というまことしやかな冗談もある。
ウチでは掃除機をかけてもらったことは1度もない。
賊壇だったころにハウスクリーニングに出合っていたら、ぜひ頼んでみたかったと思うのは、絶対に素人がかけたのとは仕上がりが違うと自信を持って言われたからである。
紙壇の毛足が立ち、ツヤが出るというのである。
掃除機のパイプは片手でラクに持って、ゆっくりゆっくり動かすのがいいと、何かのテレビ番組で見た記憶がある。
せっかちな私は、両手でゴシゴシと何度も同じ箇所を往復させて、力技で掃除していたので、へェーと驚き、以後、「軽く、遅速」を心がけるようになった。
だが、プロの紙壇掃除はコツも要るのだろうが、力も要るのだろう。
掃除機のパイプがよく壊れるそうだ。
わが家の場合は、掃除機のパイプが壊れる前に、だいたいモーターがダメになり、ウンともスンともいわなくなって買い替えてきた。
紙パックを使うもの、使わないもの、どちらも国産の大手メーカー晶を使ってきたが、性能も故障までの年数も似たり寄ったり。
量販店に聞くと、最新機種でないかぎり、修理代と同じような金額で新しいのが買えるという。
そうやって次々、粗大ゴミを出し、新しいのに乗り換えてきたのである。
それが、英国製の「ダイソン」に出合ってから、考え方が変わった。
故障したら、電話連絡をする。
希望の日にヤマト運輸の宅急便が専用の段ボール箱を持って引き取りにくる。
修理して戻ってくるまで72時間以内。
この速やかな対応に驚いた。
宅急便の事情などによって、多少ずれることもあるらしいが、それくらいの日数なら掃除機が不在だって、へっちゃらである。
ゴミ問題がやかましい昨今、高くてもいいものを買って、修理しながらでも長く使いたい。
そういうニーズが高まっている。
それを可能にしてくれた掃除機だったのだ。
機能性としては、ゴミパックがないので吸引力が衰えず、デュアルサイクロン方式という二重の遠心力でゴミやチリを空気から取り除き、半永久使用のフィルターで微細な粒子まで捕らえる。
しかも二重のフィルターを通るので、排気がきれいというのがキャッチフレーズ。
犬は掃除機の音が嫌いですっ飛んで逃げると思っていたのだが、ダイソンにしてからとくに部屋から出ていかないところをみると、掃除機から吐き出されるゴミ臭さが嫌いだったようだ。
音は、ダイソンも、それまで使っていた国産品もたいして変わらない。
犬もダイソンを気に入ったかどうかはさておき、修理のすばやさと並んで、私がこの掃除機を気に入った点は、もう一つ。
吸い込まれたゴミが透明シリンダーに溜まって見えることである。
買うときは、どちらかといえば、その点がネックになった。
汚いと思ったのだ。
ところが、いざ使いはじめてみると、掃除機の仕事ぶりが目に見えることで、私もちゃんと労働してるゾという自己満足がある。
誰も褒めてくれなくたって、掃除機にだけは評価してもらっている、そんな気になれるのだ。
「吸ってる、吸ってる」「こんなにゴミがあったんだぁ」それが見えることで、達成感とでもいったものが感じられるのだ。
目に見える糸くずや綿ボコリが吸い込まれていくのは、どの掃除機でもわかる。
ところが、ダイソンの場合は、掃除機を動かしていくにつれて、目でキャッチしていなかったホコリも吸い込んで、確実にゴミの量が増えていくのが見てとれる。
いわばゴミが掃除現場から実況中継してくれているようなものなのだ。
そこが、「ヤル気」にさせてくれるんですねぇ。
わが家のダイソンはQOgという機種であるが、最近QOgというのが出て、よりパワーアップした。
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